愛知県新城市下吉田

2017年01月28


日本の滝百選に戻る

Road Map :新東名道を新城ICで下りて、R151を北上し明治橋西
            から県道442号線に入る。
Route Map:駐車場から七滝までは広い林道で900m、15分で着く。
日本の滝百選』  駐車場から15分歩けば日本の滝百選の阿寺の七滝を見ることが出来る。
ウィキペディアから
一帯
愛知県新城市の阿寺川にある滝。自然林内の礫岩の断層にかかる
7段の滝となっている事から、七滝と名付けられた。
滝の竜神は雨乞の神として信仰されている。上から2番目、5番目の滝壺には深さ7mに及ぶ甌穴がある。また陰陽師の安倍晴明が若年期に滝で修行したという伝説があり、晴明が使ったという井戸が現存する。
阿寺の七滝
  冬の渇水期は滝見のシーズンではないと覚悟しながらの滝見であったが、
予想通りに水量は少なかったが、綺麗な”七滝”を見ることが出来た。
滝見台へも簡単に行くことが出来たので評点は上がってしまう。
これも季節がらであろうが、晴天なのに滝に陽が当たってくれなかったの
は非常に残念だった。 陽が射すのを待てば良かったのだが、次の予定が
待っているのでそれは出来なかった。
今回の愛知県の滝巡り
阿寺の七滝 → 百間滝  → 桐谷不動滝湯谷の大滝愛知県民の森の滝
〔051〕阿寺の七滝 (落差62m)
冬の渇水期では名瀑でも滝水が少なくがっかりすることが多いだろうが、全ての滝見を梅雨明け後にする訳には行かず、がっかりを覚悟で道路の積雪が少ない滝から巡ってみる。
あてらのななたき
駐車は有料であり、料金は自分で料金箱に入れるシステムになっていた。
さて、正直者は何名いるのか。
こちらは第2駐車場の様子。 土曜日であるが、シーズンオフの為か
先行車は1台しか来ていなかった。 トイレは第1駐車場の方にあった。
お土産屋さんはオフシーズンの為か閉まっており、閑散とした遊歩道入口を10時丁度に歩き始める。天気は雲一つ無い快晴であり、日光に輝く七滝を期待する。
遊歩道となっている林道は車も充分に走れる程に広く荒れてもいない。
横に流れる沢は ”七滝”からの沢水だと思うが、流れていない程に水量が少なく、予想通りに水量の少ない ”七滝”を見る結果になりそうだ。
滝見遊歩道となる林道を進んで行くと直ぐに ”河鹿淵”へ降りる脇道があったが、”河鹿淵”には復路で行く事にして、更に進んで行くと、
”乙女滝”と思われる小さな滝を見ることが出来た。
林道脇の崖に”食い違い石”が顔を覗かせていた。 俺が興味深く見ていると相棒から ”ただの石や!”との言葉が飛んで来た。 この自然の不思議を理解出来ていないんだ。
『奇石博物館収蔵品より』 日本各地の礫岩層中より見つかります。
この地層に強大な圧力が加わったとみえて、礫が剪断面を境にしてくいちがいを生じています。 どんな力自慢の人でも、この石のようにズラすことはできないでしょう。
15分程で日本の滝百選である ”阿寺の七滝”に着く。 ここからは
7段目しか見えていないが、少し右からへ視点を変えると全段が見えた。
滝水は少ないながら思った以上には流れおり一安心。しかし、晴天なの
に谷間で陽が当たっていない。 冬の渇水期と相まって昼でも太陽が上がり切らないのが、滝見に適さない季節となっている。
”七滝”まで勾配の殆ど無い広い林道が続く。
この辺りでは滝水が伏流水となり、流れていない様にも見える。
実際に ”七滝”を見てみると、これまでネットで写真を見ていた滝姿より綺麗で迫力があった。 後ろの建屋(営業していない)の2階からは更に全体を見ることが出来た。
肉眼でも7段の滝から構成されていることが確認出来た。
そして、滝見台に上がると大きな甌穴も見ることが出来た。
ベストビューポイントから見た”七滝”の全体。構成している全ての滝が見えていた。
右岸に滝見台への階段道があったので行ってみる。
流石は有数の観光地。凄い所に階段道が設けられており、
簡単に1段目の滝近くまで行くことが出来た。
滝見台から間近に2段目の滝と3段目の滝を見る。
これが深いと言われている”甌穴”だろうか。
4段目の滝壺(甌穴)と5段目の滝壺(甌穴)見る。滝水の透明度が抜群に綺麗。
1段目の滝と2段目の滝を見上げる。この滝壺(甌穴)も深さがありそうだ。
”七滝”の滝見を終えて林道を引き返し、
途中にある分岐から睦平への東海自然歩道に入る。
分岐に立っていた散策地図には”母子滝”と”猿滝”が載っており、
これを見に行くのが東海自然道に入る目的である。
良く整備された道を右岸に渡る。雰囲気は良い感じ。
”母子滝”からの沢も右岸に渡る。沢水が少なく期待が持てない。
更に進んで行くと更に小さな滝が現れた。ここにも滝名の表示はなく、周辺を探してもこれ以上の滝は見当たらないので、これが”猿滝”に間違いないと思う。滝共呼べない貧弱な滝だったので、わざわざ見に来る程のものでは無かった。直ぐに引き返す。
自然道から小さな滝が見えた。滝名の表示が無く貧弱な滝であるが、位置関係からは”母子滝”に間違いないと思う。ただ、滝名を付けて散策地図に載せる程の滝ではなかった。
”母子滝”、”猿滝”にがっかりして林道分岐に引き返す。
両方共に滝とは認め難い。散策地図に滝があると表示するなよ!
先ほど、”七滝”にはお陽さんが当たっていなかったが、
それから30分が経過しているので、”七滝”まで戻って
みたが、やはりまだ陽は射していなかった。くたびれ儲けだった。
往路では見送った ”河鹿渕”へ行ってみる。
林道からもコバルトブルーの渕が見えていた。
渕としてはそう大きなものではないが、兎に角、コバルトブルーの水色に魅了された。
ここからは見えていないが岩陰には小さな滝が流れている。
今日は晴天であるが、滝巡りは山間で陽が射すことがなかった。
”河鹿渕”には思い切り陽が射してくれて口直しになった。
沢水の透明度が高く、アマゴなのか小さな魚が泳ぐ姿もはっきり見ることが出来た。
下流側からは見えなかった小さな滝を上流側から見てみる。
滝見散策を1時間23分で終えて駐車場に戻る。
散策時間:1時間23分。